消化管外科このページを印刷する - 消化管外科

概要紹介

当院では質の高い医療を効率よく行うため、外科は専門領域別に細分化されています。
消化管外科では食道癌、胃癌、大腸癌などの消化管癌の他、消化管の良性疾患や救急疾患にも対応しています。また、外科手術の他、癌化学療法や放射線治療も行っており、患者の皆様の利益を最優先とした医療を追求しています。
当科の基本方針は、患者の皆様の権利を尊重し相互の信頼関係に基づき、最良最適の医療を提供することです。

 

当科の特色

当科では標準治療はもちろんのこと、最新のエビデンスを基にした治療、最新の技術を取り入れた先進的な治療も行い、消化管領域の外科治療成績の向上を目指しています。
手術は悪性疾患、良性疾患ともに低侵襲の内視鏡手術を中心に行っています。消化管に対しては、早期癌では全例に、進行癌に対しても適応を検討して積極的に行っており、内視鏡手術の割合は80%を越えています。また、最先端治療としてのロボット手術や肥満外科手術の実績を有しています。

 

スタッフ情報

氏名(フリガナ)
池尻 公二(イケジリ コウジ)
卒業年
昭和58年 卒業
役職・所属
  • 医師 / 非常勤
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
氏名(フリガナ)
楠本 哲也(クスモト テツヤ)
卒業年
昭和60年 卒業
役職・所属
  • がん臨床研究部長
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
氏名(フリガナ)
坂口 善久(サカグチ ヨシヒサ)
卒業年
昭和61年 卒業
役職・所属
  • 消化管外科部長
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 日本ロボット外科学会専門医
氏名(フリガナ)
太田 光彦(オオタ ミツヒコ)
卒業年
平成11年 卒業
役職・所属
  • 医長
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
氏名(フリガナ)
吉田 倫太郎(ヨシダ リンタロウ)
卒業年
平成14年 卒業
役職・所属
  • 医長
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
氏名(フリガナ)
楠元 英次(クスモト エイジ)
卒業年
平成18年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本ロボット外科学会専門医
氏名(フリガナ)
田尻 裕匡(タジリ ヒロタダ)
卒業年
平成22年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
氏名(フリガナ)
蓮田 博文(ハスダ ヒロフミ)
卒業年
平成25年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医

診療実績

主な手術症例数

疾患 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
食道          
食道癌 10 7 12 13 14
その他食道疾患 3 3 0 3 1
胃・十二指腸          
胃癌・胃腫瘍 88 77 76 79 82
胃・十二指腸潰瘍 4 3 6 4 4
その他胃・十二指腸疾患 25 23 22 18 12
小腸・大腸          
結腸癌 111 96 110 115 121
直腸癌(含肛門癌) 65 59 65 57 68
その他腫瘍 13 13 13 16 17
虫垂炎 37 31 32 35 31
腸閉塞 28 27 18 28 29
その他小腸・大腸疾患 46 54 43 36 25

ロボット手術・肥満外科手術

[ロボット手術]

近年高い技術が要求される内視鏡手術を支援するロボットの開発が進み、1997年より臨床応用され、日本でも2018年に保険診療として認められました。複数の手術補助機能を統合したロボットは精密で複雑な手術手技を可能にすることでき、より安全かつ低侵襲な手術が可能となります。
当科では保険収載前の2014年から先進的に胃癌、直腸癌に対するダヴィンチ手術を導入し、手術症例は2022年で100例を超えました。これからも一般臨床としてのロボット手術の普及に貢献していきます。

[肥満外科手術]

肥満・糖尿病に対する外科治療は消化管外科の新たな分野です。病的肥満や一部のコントロール困難な糖尿病に対しては、手術が標準治療のひとつとなり世界的に普及しています。日本でも実施する施設が増えてきていますが、当科では肥満外科手術を2017年に導入しました。2022年までに60例以上の腹腔鏡下スリーブ胃切除術を行い、良好な治療成績が得られています。