血液内科
概要紹介
血液内科では、“血液”に関連する細胞(白血球、赤血球、血小板)や臓器(主には骨髄とリンパ節)に生じる病気の診療を行っています。
血液の病気が原因となって、発熱、息切れ、倦怠感、出血しやすさ、リンパ節が腫れるなどの症状が生じることがあります。採血、骨髄検査、画像検査などの詳しい検査を行うことで、診断を確定し、治療の選択を行っていきます。
血液の病気が原因となって、発熱、息切れ、倦怠感、出血しやすさ、リンパ節が腫れるなどの症状が生じることがあります。採血、骨髄検査、画像検査などの詳しい検査を行うことで、診断を確定し、治療の選択を行っていきます。
当科の特色
白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫が血液“がん”を代表する病気です。これらの病気に抗がん剤治療、造血幹細胞移植などが行われます。近年では、多くの分子標的治療薬が用いられるようになり、副作用の軽減、よりよい治療効果が期待されています。
一方で高齢化に伴い、複数の合併症のために治療選択に難渋する症例も増えています。
当科では最新の知見を積極的に取り入れながら、他科との連携を通じ、多くの症例に最善の治療を提供できる体制作りを目指しています。
一方で高齢化に伴い、複数の合併症のために治療選択に難渋する症例も増えています。
当科では最新の知見を積極的に取り入れながら、他科との連携を通じ、多くの症例に最善の治療を提供できる体制作りを目指しています。
スタッフ情報
- 氏名(フリガナ)
- 岩崎 浩己(イワサキ ヒロミ)
- 卒業年
- 平成2年 卒業
- 役職・所属
-
- 院長
- 専門医
-
- 日本内科学会認定医、指導医
- 日本血液学会評議員、専門医、指導医
- 日本輸血・細胞治療学会評議員、指導医
- 氏名(フリガナ)
- 高瀬 謙(タカセ ケン)
- 卒業年
- 平成9年 卒業
- 役職・所属
-
- 科長
- 血液センター長
- 専門医
-
- 日本内科学会総合内科専門医、指導医
- 日本血液学会専門医、指導医
- 日本造血・免疫細胞療法学会認定医
- 氏名(フリガナ)
- 吉田 周郎(ヨシダ シュウロウ)
- 卒業年
- 平成12年 卒業
- 役職・所属
-
- 医長
- 血液副センター長
- 専門医
-
- 日本内科学会総合内科専門医、指導医
- 日本血液学会専門医、指導医
- 日本造血・免疫細胞療法学会認定医、評議員
- 氏名(フリガナ)
- 門脇 賢典(カドワキ マサノリ)
- 卒業年
- 平成15年 卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
-
- 日本内科学会総合内科専門医、指導医
- 日本血液学会専門医
- 日本造血・免疫細胞療法学会認定医
- 氏名(フリガナ)
- 高嶋 秀一郎(タカシマ シュウイチロウ)
- 卒業年
- 平成16年 卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
-
- 日本内科学会認定医、指導医
- 日本血液学会評議員、専門医、指導医
- 日本造血・免疫細胞療法学会認定医
- 氏名(フリガナ)
- 中尾 文彦(ナカオ フミヒコ)
- 卒業年
- 平成25年 卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
-
- 日本内科学会認定医
- 日本血液学会専門医
- 氏名(フリガナ)
- 原田 卓哉(ハラダ タクヤ)
- 卒業年
- 平成26年 卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
-
- 日本内科学会認定医
- 日本血液学会専門医、指導医
診療実績
2023年の月別入院・外来患者数を示します。地域医療支援病院ですので血液内科でも入院治療を主体とし、寛解となった患者の皆様はなるべく地域の主治医で診て頂く体制を取っています。なお、特殊な化学療法(抗がん剤治療)が外来で必要な方には外来化学療法センターで治療を継続しています。
※入院・外来それぞれの上段は延べ患者数を示す。下段は初回入院患者数、新規外来受診患者数を示す
2023年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
入院 | 38 | 59 | 61 | 70 | 63 | 71 | 69 | 69 | 63 | 65 | 55 | 75 | 758 |
8 | 14 | 14 | 19 | 14 | 26 | 10 | 14 | 18 | 12 | 8 | 13 | 170 | |
外来 | 759 | 865 | 721 | 711 | 747 | 762 | 696 | 760 | 735 | 747 | 709 | 725 | 8937 |
30 | 32 | 32 | 28 | 31 | 34 | 40 | 41 | 24 | 31 | 22 | 27 | 372 |
主要疾患の入退院患者巣・造血幹細胞移植症例数の動向
当科の2021年、2022年、2023年の主要入退院患者数を示します。入院の主体は血液がん患者の皆様でほぼ全例に化学療法を行っています。2023年の取り扱い血液がんは多い順に悪性リンパ腫(入院患者の皆さまの44.3%)、白血病(同18.6%)、骨髄異形成症候群(同11.8%)、でした。
主要疾患の入退院患者数・造血幹細胞移植症例数の動向
疾患名 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
延べ 患者数 |
実患 者数 |
新規 患者数 |
延べ 患者数 |
実患 者数 |
新規 患者数 |
延べ 患者数 |
実患 者数 |
新規 患者数 |
|
急性骨髄性白血病 | 87 | 41 | 25 | 112 | 39 | 22 | 108 | 38 | 15 |
急性リンパ性白血病 | 32 | 5 | 3 | 17 | 4 | 3 | |||
慢性骨髄性白血病 | 29 | 16 | 7 | 7 | 6 | 4 | 13 | 6 | 3 |
慢性リンパ性白血病 | 7 | 3 | 2 | 3 | 2 | 1 | |||
悪性リンパ腫 | 364 | 111 | 71 | 342 | 126 | 70 | 336 | 129 | 63 |
成人T細胞性白血病リンパ腫 | 11 | 6 | 4 | 9 | 6 | 6 | 22 | 9 | 6 |
多発性骨髄腫 | 65 | 30 | 14 | 55 | 32 | 11 | 86 | 41 | 12 |
骨髄増殖性腫瘍 | 4 | 3 | 2 | 5 | 5 | 1 | 9 | 7 | 4 |
骨髄異形成症候群 | 106 | 26 | 12 | 94 | 35 | 18 | 90 | 33 | 16 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 4 | 4 | 3 | 5 | 5 | 3 | 4 | 4 | 3 |
貧血(各種含む) | 24 | 19 | 14 | 29 | 20 | 10 | 15 | 12 | 3 |
その他 | 63 | 55 | 45 | 69 | 66 | 57 | 55 | 51 | 41 |
合計 | 757 | 311 | 197 | 766 | 348 | 207 | 758 | 336 | 170 |
造血幹細胞移植症例数 | 同種移植 | 自家移植 | 合計 | 同種移植 | 自家移植 | 合計 | 同種移植 | 自家移植 | 合計 |
11 | 7 | 18 | 14 | 2 | 16 | 12 | 12 | 24 |