脳血管内治療科
概要紹介
当科は、「脳血管内治療」を中心として患者さんの治療を行う診療科です。大腿部や上腕部の血管からカテーテルを挿入し、頭の血管まで細いカテーテルを進めて病気を治療していきます。
対象となる病気と治療方法は、
- 「脳動脈瘤」に対して「動脈瘤コイル塞栓術」や「フローダイバーター留置術」を行います。
- 「頸部・頭蓋内血管狭窄症」に対して「血管拡張術、ステント留置術」を行います。
- 「脳梗塞(脳塞栓症)」に対して「血栓回収療法」を行います。
- 「脳腫瘍」に対して「栄養血管塞栓術」を行います。
近年の脳血管内治療の進歩は目覚ましく、昔は開頭手術を行っていた症例でも今では頭を切らずに治すことができるようになりました。体への負担が少なく高齢者も安心して受けられる治療です。 脳の病気と言われたら、一度「脳血管内治療科」を受診してみてください。
当科の特色
当科は、脳神経外科医3名と脳神経内科医2名の5名体制で構成されているユニークな診療科です。外科と内科の垣根を超え、それぞれの特徴を活かして、“ONE TEAM”で精緻な脳血管内治療を実践しています。
脳血管内治療は、特に日進月歩の分野であり、新しいデバイス(治療に用いるカテーテルやステントなどの機器)が世界中で次々と開発されています。社会的なニーズに対応した質の高い最新治療を安全に提供できるように努めていきたいと思います。
脳血管内治療は、特に日進月歩の分野であり、新しいデバイス(治療に用いるカテーテルやステントなどの機器)が世界中で次々と開発されています。社会的なニーズに対応した質の高い最新治療を安全に提供できるように努めていきたいと思います。
スタッフ情報
- 氏名(フリガナ)
- 徳永 聡(トクナガ ソウ)
- 卒業年
- 平成17年卒業
- 役職・所属
-
- 科長
- 専門医
-
- 日本脳神経外科学会専門医・指導医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
- 日本脳卒中学会専門医・指導医
- 日本脳卒中の外科学会技術認定医
- 日本心血管脳卒中学会学術評議員
- 日本脳神経外科コングレス
- 氏名(フリガナ)
- 奥田 智裕(オクダ トモヒロ))
- 卒業年
- 平成24年卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
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- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医・指導医
- 氏名(フリガナ)
- 東 英司(ヒガシ エイジ)
- 卒業年
- 平成24年卒業
- 役職・所属
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- 医師
- 専門医
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- 日本脳神経血管内治療学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 日本内科学会認定内科医
- 日本神経学会神経内科専門医
- 氏名(フリガナ)
- 金城 史彦(キンジョウ フミヒコ)
- 卒業年
- 平成28年卒業
- 役職・所属
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- レジデント
- 専門医
-
- 日本内科学会専門医
- 日本神経学会神経内科専門医
- 日本脳神経血管内治療学会
- 日本脳卒中学会
- 氏名(フリガナ)
- 松下 航(マツシタ ワタル)
- 卒業年
- 平成30年卒業
- 役職・所属
-
- 医師
- 専門医
-
- 日本脳神経外科学会
- 日本脳神経血管内治療学会
- 日本脳卒中学会
診療実績
当院に脳血管内治療科が開設された2012年1月からの診療実績を報告します。治療症例数は年々増加傾向で、年間約200症例のうち脳動脈瘤に対する治療が約70例、脳梗塞超急性期に対する治療が約70例と多くなっています。
脳動脈瘤に対する最新治療
脳動脈瘤に対する脳血管内治療は、カテーテルを使って動脈瘤内にプラチナ製のコイルを詰める『コイル塞栓術』がこれまで行われてきました。近年、『フローダイバーター』という新しいデバイスが本邦でも使用可能となりました。これは、網目の細かい特殊なステントで、動脈瘤がある血管(母血管)に誘導・展開するだけで瘤内への血流を減らし、徐々に動脈瘤を血栓化させ破裂を予防し、ひいては母血管自体の異常の修復も期待できます。これまでの治療のように動脈瘤自体に道具(コイル)を誘導する必要がない点は画期的といえます。従来のコイル塞栓術では治療が難しかった、大型の動脈瘤や瘤の入り口が広いワイドネック型、母血管全体が膨らんだ紡錘状などの高難度な脳動脈瘤の治療もフローダイバーターを用いることで、安全、確実に行えるようになっています。当院ではフローダイバーターを用いた脳血管内治療が年々増加してきています。
巨大動脈瘤(矢印)に対してフローダイバーター留置術を施行した。治療半年後には、動脈瘤の完全閉塞が得られている。治療前にみられていた、動脈瘤による神経圧迫に伴う複視(ものが二重に見える症状)は治療後に改善、消失した。