心臓血管外科このページを印刷する - 心臓血管外科

概要紹介

当科は成人心臓胸部大血管領域のほぼすべての疾患に対して治療を行っています。心臓大血管手術は、“最大限の治療効果”と“治療の安全性”の両方を考慮して治療を行う必要があります。一人一人の患者さまの体力や併存疾患を考慮し、最適な治療を提供するように心掛けています。各科と密に連携をとることで、「病む人の立場に寄り添い、安全かつ最適な医療を提供する」という病院の基本理念に沿った治療を行うことができると考えています。

 

当科の特色

当院は心臓血管外科専門医認定機構における基幹施設です。地域の中核病院として様々な疾患におけるステントグラフトを含む成人心臓胸部大血管手術(冠動脈、大血管、弁膜症、心不全治療、心臓腫瘍、不整脈、成人先天性心疾患など)を行っています。No refusal policyの精神で心臓ならびに大動脈破裂や大動脈解離などの緊急症例においても24時間対応しています。

 

スタッフ情報

氏名(フリガナ)
神尾 明君(カンオ メイクン)
卒業年
平年14年 卒業
役職・所属
  • 医長
専門医
  • 医学博士
  • 日本外科学会外科専門医
  • 心臓血管外科専門医
  • 循環器専門医
  • 胸部ステントグラフト実施医
  • 腹部ステントグラフト実施医・指導医
氏名(フリガナ)
元松 祐馬(モトマツ ユウマ)
卒業年
平年20年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 医学博士
  • 日本外科学会外科専門医
  • 心臓血管外科専門医
  • 脈管専門医
  • 胸部ステントグラフト実施医
  • 腹部ステントグラフト実施医・指導医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医
  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
氏名(フリガナ)
岡本 光司(オカモト コウジ)
卒業年
平年30年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 日本外科学会外科専門医

診療実績

年間120-130例の心臓胸部大血管手術を行っています。平均寿命の延長とともに、当院での手術を受けられる方の40%程度は後期高齢者の方です。当院の特徴は、小児先天性以外の冠動脈、弁膜症、大血管領域すべての疾患に対して対応可能です。
また、ハイブリッド手術室完成に伴い、2023年4月より経カテーテル大動脈弁置換(TAVI)を開始しました。TAVIは人工心肺を使用しない、低侵襲治療として注目されています。心臓外科、循環器内科、麻酔科など様々な職種の方とハートチームを形成し、安全第一手術に取り組んでいます。
 
実績

取り扱う主な疾患と治療法

当科の主要な対象疾患は下記のようになります。
  • 冠動脈疾患 (狭心症、心筋梗塞、心筋梗塞合併症)
    冠動脈バイパス術 (写真)、心室中隔穿孔閉鎖、心破裂修復など
  • 大血管(胸部大動脈瘤、急性大動脈解離、解離性大動脈瘤)
    上行または弓部人工血管置換術(写真:大血管手術AまたはC)、ベントール手術、自己弁温存基部置換術、胸腹部人工血管置換術、ステントグラフト(写真:大血管手術B)
  • 弁膜症(大動脈弁狭窄/逆流、僧帽弁狭窄/逆流、三尖弁逆流 など)
    弁形成術、弁置換術(生体弁、機械弁)、経カテーテル大動脈弁置換術 (TAVI) ☆可能な限り弁形成術を行うことを基本方針としています。TAVIは2023年より開始予定です。これまで、高齢や全身状態不良のため手術適応から外れた患者さまにおいても治療が可能になるものと思われます。
  • その他:先天性心疾患(成人)、心臓腫瘍、不整脈治療、心不全治療など

 
大血管手術