病理診断科

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適切な治療のためには適切な診断が不可欠です。病理診断科では体より採取された組織や細胞からガラス標本を作製し、専門の病理医や細胞検査士が顕微鏡を用い検査を行っています。これにより病気の診断の確定はもとより、治療方針決定に必要な情報や治療効果判定結果などを主治医へ提供しています。 　病理診断には次のようなものがあります。

• 細胞診断
• 生検組織診断
• 手術で摘出された組織・臓器の診断
• 手術中の迅速診断
• 病理解剖

当院ではこれらのすべてを院内で実施しています。病理医は患者さんとは実際に会うことはありませんが、ほぼすべての科と関連しており、実は多くの患者さんの診療に重要な役割を担っているのです。
 

多くの市中病院では病理診断検査は外注センターへ提出されますが、当院では経験豊富な複数の病理専門医が院内で診断を行っています。これにより主治医との密で迅速な連絡・ディスカッションが可能となっています。
また病理診断科は多くの専門センターの構成部門でもあり、合同カンファランスも多数参加しており、精確かつ迅速な情報共有を常に行っている点も当科の特色です。
病理検査室は現在経験豊富な専門領域のことなる学会認定常勤病理専門医３名、非常勤病理専門医２名、専攻医１名、臨床検査技師６名で業務を行なっています。
 

氏名（フリガナ）

桃崎 征也（モモサキ セイヤ）

卒業年

平成3年 卒業

役職・所属

• 病理部長
• がん臨床研究部臨床腫瘍病理室長

専門医

• 日本病理学会専門医・指導医・学術評議員
• 日本臨牀細胞学会専門医・指導医
• 死体解剖資格認定
• 久留米大学病理学講座准教授

氏名（フリガナ）

藤原 美奈子（フジワラ ミナコ）

卒業年

平成10年 卒業

役職・所属

• 病理医長

専門医

• 日本病理学会専門医・指導医・学術評議員
• 日本臨牀細胞学会専門医・指導医
• 死体解剖資格認定

氏名（フリガナ）

藤田 綾（フジタ アヤ）

卒業年

平成13年 卒業

役職・所属

• 医師

専門医

• 日本病理学会専門医・指導医・学術評議員
• 日本病理学会分子病理専門医
• 日本臨床細胞学会専門医・指導医
• 死体解剖資格認定

氏名（フリガナ）

江島 俊（エジマ シュン）

卒業年

 

役職・所属

• レジデント

	2019	2020	2021	2022	2023
組織診*	8,529	7,544	7,898	7,627	8,046
細胞診*	6,070	5,857	5,881	5,730	5,597
術中迅速診断	324	265	250	218	224
病理解剖	8	11	15	7	6

（*：術中迅速診断は除く）
 

当科ではさらに、複数の大学病理学講座（九州大学、福岡大学、久留米大学）や他院の病理診断科との連携も強固であり、院内で診断困難な例については直ちにコンサルテーションが行われています。結果は主治医へただちに報告されています。
また近年さかんに行われるようになった遺伝子・ゲノムに関する検査の多くは組織検体を使用して行われることが多く、適切な組織検体管理や提供も病理診断科が担っています。
（病理診断の詳細につきましては日本病理学会のホームページをご参照ください。 ）

日本病理学会ホームページ