脳神経外科このページを印刷する - 脳神経外科

概要紹介

脳神経外科は、脳脊髄に対する外科治療を担当しますが、その対象は脳血管障害(クモ膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞など)、脳腫瘍(髄膜腫、聴神経腫瘍、グリオーマ、転移性脳腫瘍など)、機能的外科(片側顔面けいれん、三叉神経痛など)、頭部外傷、感染症など多岐にわたります。外科治療のみならず、院内、地域の連携にもとづき一人一人に適切な医療を提供しています。専門性の高い領域に対しては、豊富な臨床経験をもつ専門のスタッフが対応しています。

 

当科の特色

脳神経外科は、1994年7月、国立病院九州医療センターの開設と共に発足し、脳卒中センターの外科部門として発展してきました。脳血管障害に対しては、内科、血管内治療科合同のカンファレンスを通し、最適な治療方針を日々検討しています。また、地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院における脳脊髄腫瘍を担当し、高度な外科治療と最新の医療に取り組んでいます。常に最新の知見に基づき、一人一人に最善・最適な医療を提供することを基本理念としています。

 

スタッフ情報

氏名(フリガナ)
溝口 昌弘(ミゾグチ マサヒロ)
卒業年
平成3年 卒業
役職・所属
  • 科長 
専門医
  • 医学博士
  • 日本脳神経外科学会専門医・指導医・九州支部代議員
  • 日本脳卒中の外科学会技術指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 九州大学医学部 臨床教授、非常勤講師
氏名(フリガナ)
西村 中(ニシムラ アタル)
卒業年
平成17年 卒業
役職・所属
  • 医長
専門医
  • 医学博士
  • 日本脳神経外科学会専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医
  • 日本脳卒中の外科学会技術認定医・指導医
氏名(フリガナ)
雨宮 健生(アメミヤ タケオ)
卒業年
平成20年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 医学博士
  • 日本脳神経外科学会専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会脳卒中専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医
  • 日本神経内視鏡学会技術認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
氏名(フリガナ)
山上 敬太郎(ヤマガミ ケイタロウ)
卒業年
平成23年 卒業
役職・所属
  • 医師 
専門医
  • 日本脳神経外科学会専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会脳卒中専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医
  • ECFMG certificate
氏名(フリガナ)
福田 峻一(フクダ シュンイチ)
卒業年
令和2年 卒業
役職・所属
  • 医師
専門医
  • 日本脳神経外科学会専攻医

診療実績

2023年 診療・手術実績

外来患者総数 入院患者総数 手術総数
2181 416 308
 

2023年 手術実績内訳

脳血管障害(a)  100
脳動脈瘤 未破裂 クリッピング術 25
破裂 クリッピング術 12
虚血性脳血管障害 CEA 8
STA-MCA吻合術 16
脳動静脈奇形 摘出術 6
高血圧性脳内出血 開頭手術 27
その他手術 6
腫瘍(b)  46
開頭腫瘍摘出術 36
生検術 5
その他腫瘍 5
外傷とその他(c) 162
慢性硬膜下血腫 穿頭術 88
急性硬膜下血腫 開頭血腫除去術 6
水頭症 シャント術 19
その他 14
機能外科手術 神経血管減圧術 13
脊椎手術 0
その他手術 22
総数(a+b+c) 308
 

手術実績(2020~2023年)


 

当科の取組み

脳腫瘍、脳血管障害を中心に、脳神経外科疾患全般に取り組んでいます。最新の画像診断に基づく詳細な術前検討のうえ、ナビゲーションシステムや神経機能モニタリングなどの術中支援システムを駆使し、機能温存を重視した安全、確実な外科治療を行っています。
脳腫瘍に対しては、高度な手術を要す良性腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫など)や手術後専門的な治療を要す悪性腫瘍(グリオーマ、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍など)など幅広く取り組んでいます。
脳血管障害に対しては、脳動脈瘤、頚動脈狭窄症、脳動静脈奇形など脳血管障害全般に対する外科治療を行っています。大型・巨大動脈瘤など複雑な動脈瘤やもやもや病などの希少疾患についても取り組んでいます。

豊富な臨床経験をもつ専門スタッフが高度な診断、治療が求められる疾患に対しても積極的に対応しています。脳神経外科疾患全般あらゆる疾患に対して、セカンドオピニオンにも対応していますので、ご不明の点などあれば一度ご相談下さい。