腎臓・高血圧内科(高血圧)
概要紹介
さまざまな高血圧専門診療の提供でかかりつけ医との連携診療を行っています。

高血圧は日本に約4000万人いると推定される最も多い生活習慣病であり、脳心血管病の重要な危険因子です。しかしながら、血圧が良好に管理されている方は3割程度と言われています。 当科では正しい高血圧の診断と評価を行ったのち治療方針と降圧目標を決めます。薬物療法や生活習慣修正で血圧が安定したら、かかりつけ医に戻っていただき、必要な場合は半年から一年毎に診察をしています。
2025年4月より腎臓内科へ統合し、腎臓・高血圧内科の高血圧部門として診療を担うこととなりました。
2025年4月より腎臓内科へ統合し、腎臓・高血圧内科の高血圧部門として診療を担うこととなりました。
当科の特色
高血圧部門ではエビデンスに基づく診療を行います。
- 腎血管性高血圧や原発アルドステロン症などの内分泌性高血圧、 いわゆる【治る可能性のある】二次性高血圧を診断と治療
- 食塩摂取量の評価とそれに基づいての減塩指導と薬物治療
- 家庭血圧を用いた至適かつ確実な降圧治療
- 定期的な臓器障害、合併症に関する外来での検査
- 臨床研究結果に基づいた診療
スタッフ情報
- 氏名(フリガナ)
- 冨永 光裕(トミナガ ミツヒロ)
- 卒業年
- 昭和60年 卒業
- 役職・所属
-
- シニアドクター
- 専門医
-
- 日本高血圧学会専門医・指導医
- 日本循環器学会専門医
- 日本内科学会総合内科専門医・指導医
- 氏名(フリガナ)
- 荒川 仁香(アラカワ キミカ)
- 卒業年
- 平成7年 卒業
- 役職・所属
-
- 臨床検査部長
- 専門医
-
- 日本高血圧学会専門医・指導医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会専門医
- 日本医師会認定産業医
診療実績
2024年 入院実績:23名(原発性アルドステロン症:5名)
2024年 外来高血圧患者:408名
2024年 外来高血圧患者:408名
高血圧部門の臨床研究について
以下のような臨床研究を行っています。
1.CRAFT 研究への参加
CRAFT研究(心房細動患者の至適降圧レベルを検討する国際共同大規模無作為化比較試験)に参加し患者登録を行っております。
2.随時尿と24時間家庭蓄尿中 Na/K 比(通称ナトカリ比)の比較
降圧薬内服下高血圧患者を対象に両者を比較した研究を行い論文化しました(Hypertension Research (2025) 48:772–779)。
結果、24時間尿に比し随時尿のNa/K比は0.9程低く過少評価になりえることがわかりました。
今後は高血圧治療中の患者さんに対するNa/K比の目標値の設定が課題です。
3.新患患者のデータベース構築
2023年1月以降、同意を得られた新患の方の当院で行った診療に関するデータ(検査結果、処方、診察室・家庭血圧推移など)を収集し保存しています。
将来的にはこれを基に研究を行い、高血圧診療の均一化や効率化に役立てればと考えております。
1.CRAFT 研究への参加
CRAFT研究(心房細動患者の至適降圧レベルを検討する国際共同大規模無作為化比較試験)に参加し患者登録を行っております。
2.随時尿と24時間家庭蓄尿中 Na/K 比(通称ナトカリ比)の比較
降圧薬内服下高血圧患者を対象に両者を比較した研究を行い論文化しました(Hypertension Research (2025) 48:772–779)。
結果、24時間尿に比し随時尿のNa/K比は0.9程低く過少評価になりえることがわかりました。
今後は高血圧治療中の患者さんに対するNa/K比の目標値の設定が課題です。
3.新患患者のデータベース構築
2023年1月以降、同意を得られた新患の方の当院で行った診療に関するデータ(検査結果、処方、診察室・家庭血圧推移など)を収集し保存しています。
将来的にはこれを基に研究を行い、高血圧診療の均一化や効率化に役立てればと考えております。