MEセンター
部門紹介
理念
生命維持管理装置(循環、呼吸、代謝)及び医療機器の操作・保守・管理・教育・運用マネージメント・コン サルティング等を行い、関連部署と連携し病院内の医療機器の安全および効率的な運用に寄与する。
当院MEセンターは、生命維持管理装置をはじめとする各種医療機器の操作と安全で効率的な運用管理の2つを柱に、診療技術支援および病院全体の機器管理の一旦を担っております。
医療機器管理業務
当院の(放射線・検査部門以外)医療機器は事務部門と連携しMEセンターで一元管理しています。
医療機器の中央管理システムを構築することで機器の効率的運用を行い、また毎年計画的に保守点検を実施することで機器の安全性を高めています。使用中の不具合などに対する対応や一部の修理業務も行っており、機器運用に係るコスト削減にも積極的に取り組んでいます。そのほか各診療部署における機器の取扱いに関する技術提供や定期的にスタッフ教育を行うことで医療安全の向上に努めています。
医療機器の中央管理システムを構築することで機器の効率的運用を行い、また毎年計画的に保守点検を実施することで機器の安全性を高めています。使用中の不具合などに対する対応や一部の修理業務も行っており、機器運用に係るコスト削減にも積極的に取り組んでいます。そのほか各診療部署における機器の取扱いに関する技術提供や定期的にスタッフ教育を行うことで医療安全の向上に努めています。
手術業務
手術室では年間約5500例の手術が行われており、各診療科が円滑かつ安全に手術を行なえるよう、麻酔科・看護部と連携しながら手術部運営に関与しています。また、臨床支援業務においても心臓外科手術における人工心肺関連装置の操作や医療ロボットを用いたdaVinci手術支援、脳神経・大血管手術時の脳神経•脊髄モニタリングなども臨床工学技士が担っています。令和4年度にはハイブリット手術室も完成し、臨床工学技士の役割がより一層求められています。
血液浄化業務
当院では高度医療を行っている診療科と連携し、地域の中枢を担う最新の血液浄化療法を提供すると共に、患者様が安全に治療を行えるよう血液透析装置や水処理関連装置、各種血液浄化機器のメンテナンスにも取り組んでいます。
また当院は災害拠点病院でもあるため、血液浄化センター独自で毎年定期的に災害シミュレーションを実施し、災害対策にも積極的に取り組んでいます。さらには、感染症病棟での隔離下血液透析も実施しており、腎臓内科医師、看護師と連携し、安心安全な運用に努めています。
また当院は災害拠点病院でもあるため、血液浄化センター独自で毎年定期的に災害シミュレーションを実施し、災害対策にも積極的に取り組んでいます。さらには、感染症病棟での隔離下血液透析も実施しており、腎臓内科医師、看護師と連携し、安心安全な運用に努めています。
当院での主な特殊血液浄化療法(集中治療除く)
- 末梢血幹細胞採取(PBSCH)
- 血漿交換(PE・DFPP)
- 血漿吸着(PA)
- 顆粒球吸着(GCAP)
- 腹水濃縮(CART)
- 骨髄濃縮(BMP)
不整脈治療・心臓カテーテル業務
不整脈治療では、不整脈専門医を中心とし、アブレーション治療や心臓植込みデバイス手術などを行っており、治療に必要な機器(3D Mapping System、アブレーター、プログラマなど)の操作を臨床工学技士が行っています。植込みデバイス患者においては、植込み後の定期フォローや緊急チェック、機器使用時の電磁干渉対策など、様々な分野でそれらの対応を行っています。
心臓カテーテル検査/治療では、ポリグラフやモダリティ(IVUS、OCT、OFDIなど)の操作を行なっており、診断・治療の一助を担っています。また緊急症例など循環不全時にはImpella、ECMO、IABPなど補助循環サポートも行なっています。
心臓カテーテル検査/治療では、ポリグラフやモダリティ(IVUS、OCT、OFDIなど)の操作を行なっており、診断・治療の一助を担っています。また緊急症例など循環不全時にはImpella、ECMO、IABPなど補助循環サポートも行なっています。
集中治療・救命救急業務
集中治療室や救命救急センターでは、人工呼吸器・補助循環装置(Impella、ECMO、IABP)・血液浄化装置(CBP、DHP)などの生命維持管理装置における 臨床技術提供を行なっています。特にECMOでは迅速な対応が必要であり、臨床工学技士は導入から管理まで医師・看護師とともに行なっています。 その他、補助循環装着患者の他院転送や当院受け入れ時のサポートなども行なっています。また急性血液浄化においても担当診療科と連携を取り、 最良な浄化条件を検討し提供することで、患者さんの救命に寄与しています。