外来総合治療センター部このページを印刷する - 外来総合治療センター部

部門紹介

治療室
外来総合治療センターは外来でのがんに対する点滴治療および関節リウマチや潰瘍性大腸炎などに対する生物学的製剤の投与を行っています。
高度の専門性を保持しつつ、より安全に配慮した治療を行えるよう、がん化学療法看護認定看護師や専任薬剤師を中心としてスタッフ全員のスキル向上、知識のアップデートを行っています。
 

概要

  • 2002年9月10床で開設。
  • 2003年11月に13床に増床。
  • 2007年10月に22床へ増床。
  • 2013年4月に25床(リクライニング4台含む)へ増床。安全キャビネット2台。

〈スタッフ内訳:腫瘍内科医師3名、専任看護師8名(がん化学療法看護認定看護師1名)、専任薬剤師3名〉

25床のうち1床は他のブースより広く、吸引・酸素吸入等の処置が出来るようにしており、アレルギー症状発現等の緊急時に対応出来るようにしています。全てのベッドは仕切りを用いてセパレート方式としています。通路側はカーテンで仕切り、プライバシー保護と患者観察の両面に配慮しています。

患者さんへのケア・支援

外来治療へ移行する患者さんには、退院前に治療センターに見学に来ていただき、オリエンテーションを行うことで安心して治療を受けていただくようにしています。
治療中は、点滴管理、血管外漏出・アレルギー等の副作用発現に注意を払っています。治療を受ける患者さんの生活を支えることが出来るよう、セルフケア支援も行っています。
精神的・社会的苦痛等の支援が必要な場合は、各診療科スタッフや緩和ケアチーム等の多職種と連携を図り、全人的にサポートしています。また、週1回、腫瘍内科医師、看護師、薬剤師、緩和ケアチーム、地域医療連携室スタッフを交えて、個々の患者さんの日常生活上での問題点や解決策について多職種カンファレンスを実施しています。
 

実績

薬物療法は薬剤の種類が増加し、支持療法も進歩しています。また、がん薬物療法の外来移行の流れも続いており、開設以来、利用件数は増加傾向で推移しています。
2021年は8482件の利用件数がありました。

2021年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
消化器内科 120 108 141 132 124 132 141 120 124 113 116 101 1472
消化管外科 70 84 100 86 96 116 114 117 100 93 108 112 1196
腫瘍内科 98 94 103 72 72 92 92 118 122 128 119 124 1234
肝臓外科 48 51 50 56 43 42 44 46 35 40 33 33 521
乳腺外科 59 56 86 66 84 82 64 93 91 81 94 87 943
血液内科 96 81 122 89 74 86 83 103 112 111 84 85 1126
呼吸器内科 52 55 69 49 48 61 59 56 47 50 42 52 640
膠原病内科 40 42 48 45 39 39 45 44 47 45 45 46 525
リウマチ 20 18 20 17 16 16 23 20 21 17 21 21 230
泌尿器科 24 19 29 17 16 23 19 18 21 17 11 12 226
呼吸器外科 12 8 14 7 12 11 14 16 13 14 13 15 149
婦人科 12 16 20 15 7 14 17 16 19 15 25 19 195
皮膚科 1 1 1 2 1 1 0 3 0 2 1 1 14
脳神経外科 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 0 0 11
耳鼻科 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 653 634 804 654 633 716 716 772 753 727 712 708 8482