光学診療部このページを印刷する - 光学診療部

部門紹介

光学診療部は、内視鏡診療を統括する部門として平成23年度に新設された部門です。中央診療部門として安全かつ高度な内視鏡診療の実践を目的としています。
内視鏡安全管理委員会、内視鏡取扱い講習会を開催し、安全な内視鏡診療を常に心掛けています。

良質な内視鏡医を育成すべく内視鏡教育・研修も内視鏡トレーニングセンターと協力し積極的に行っています。
 

内視鏡安全管理委員会

内視鏡検査・治療の安全を確保するために、毎月開催される部門横断的な委員会です。月毎の偶発症、内視鏡故障・不具合の報告、分析し予防対策・再発防止対策を検討しています。
さらには内視鏡研修の立案、開催を行っています。
 

内視鏡取扱い講習会

内視鏡担当医の内視鏡安全管理意識を徹底させるために毎年開催しています。人事異動による着任後送気のトラブルを避けるために新任医師着任日直近の4月第1週に内視鏡取扱いに対する講習会を開催しています。講義のみではなく内視鏡洗浄実習も加え実効性を高めています。
研修医に対しても内視鏡関連科をローテーションする前に講習を行っています。本講習会受講終了者のみに内視鏡使用・貸出を許可しています。

本取り組みにより内視鏡安全管理のみならず、内視鏡故障・修理費が削減されており、その成果は坂本看護師(内視鏡検査技師)が医学雑誌「臨牀と研究」2013年5月号に発表しています。
 

内視鏡トレーニングプログラム

内視鏡トレーニングセンターと連携し内視鏡の基礎技能を体系的に習得するプログラムを施行しています。プログラム修了者のみが内視鏡診療に携わることができます。
「上部消化管内視鏡基礎プログラム」の修了認定は厳しく審査しており、これまで35名修了認定されています(2022年7月)。
内視鏡シミュレーター、コロンモデルを利用した内視鏡トレーニングも行っています。
 

女性医師復帰支援

妊娠、出産、育児等により内視鏡診療のキャリアが中断した女性医師の現場復帰を支援する体制を組んでいます。当院の非常勤医師として内視鏡診療に携わりながら、復帰に向けての指導を受けることができます。当院は日本消化器内視鏡学会指導施設であり、消化器内視鏡専門医に向けてのキャリアを積むことができます。
本支援体制により2022年7月までに9名の消化器内視鏡専門医を輩出しています。