医療情報管理センターこのページを印刷する - 医療情報管理センター

部門紹介

診療情報管理は、医療の質と安全性の向上を図るうえで、大変重要な役割を有しています。医療情報管理センターは、多部門・多職種との連携、チーム医療における診療情報の共有化において重要な役割を担っています。 下記の担当が対応しています。

  • システム部門
  • 診療情報管理係
  • 監査統括統計係
  • 病棟配置診療情報管理係
  • がん登録係
  • 広報係:ホームページを介して当院の最新の情報提供を行っています。
  • 医師事務作業補助者(ドクター秘書):各診療科医師の業務負担軽減を担っています。
(1)~(5)は下記を参照ください。
(2)~(5)は診療情報管理士の業務です。

 

システム部門について

昨今のICTの進歩により、電子カルテシステムやオーダリングシステムをはじめとした病院情報システム(HIS)が普及し、患者さんの診療情報はすべて電子化されるようになりました。
HISは直接的には診療現場のスタッフを支援するものですが、患者さんにとっては待ち時間の短縮などの目に見える効率化だけでなく、安全な医療による安心感の中で高度の医療が受けられる基盤となっています。
システム部門では、サポートデスクスタッフを中心にHISを円滑に運用また保守できるよう、日々、診療現場からの問いあわせやシステムトラブルに対応し、安全・安心の診療を患者さんに提供できる環境と体制を整えています。


 

診療情報管理士について

診療情報管理の充実の中心的役割を担っているのが診療情報管理士という職種です。
診療情報管理士とは、診療記録、診療情報を適切に管理し、そこに含まれる情報を加工、分析、活用することにより医療の安全管理、質の向上だけでなく病院の経営管理に寄与する専門職業です。
医療情報管理センターには26名の診療情報管理士が所属しており、診療情報管理係、監査統括統計係、病棟配置診療情報管理係、がん登録係に分かれ業務を行っています。

 

診療情報管理係について

診療情報管理係では、主に入院時の診療記録や退院時要約等の監査を行いながら、統計に必要な診療情報の登録(データベースの構築)を行っています。
監査中に不備を発見した際には、該当者へフィードバックし直ちに修正を行うことで診療記録の質の担保に繋げています。
また、患者さん及びそのご家族からのカルテ開示請求にも対応しています。定期的に診療記録委員会を開催し、日々病院内における診療情報の適正な管理に努めています。

 

病棟配置診療情報管理係について

病棟配置診療情報管理係では、各病棟に1名ずつ診療情報管理士を配置し、医療情報管理センターを構成する中で、最も現場に近い環境で情報管理を行う部署です。
主に重要書類の監査、医師退院時要約の監査・受取業務、患者さんのDPC/PDPS(急性期入院医療包括支払制度)のデータが適正かどうかの点検、医師・病棟看護師等の窓口としての役割、以上を業務としております。
情報・データ管理の精度が求められる昨今、多職種と連携を図り、質の高い情報を目指し業務に取り組んでおります。

 

監査統括統計係について

監査統括統計係では、データの抽出作業や統計処理を行います。
医療機関では、様々な場面で幅広い情報が必要となります。主に院内で使用する情報の処理を行っていますが、院外に発信する情報として、ホームページに掲載している「DPCデータによる病院指標」の作成を行っています。
個人情報を含めた様々な情報を取り扱うため、「個人情報の保護に関する法律」に基づき、情報漏洩などが発生しないよう厳重に情報を取り扱っています。

 

がん登録係について

がん登録係では、当院で「がん」と診断された方や治療を行った方のがんに関する情報を登録しています。
がんと診断された日、どこの部位に発生したのか、どのような特徴をしているのか、またどのような治療を行ったのかといった詳細な情報を認定を受けた診療情報管理士がデータ登録・管理を行っています。
登録されたデータは全国集計され、がん治療の標準化やがん検診などのがん対策、そして未来のがん治療へと繋がっています。