循環器センターこのページを印刷する - 循環器センター

部門紹介

心臓や血管の病気に対して、主に循環器内科と心臓血管外科が協力して5階東病棟を中心として診療にあたっています。急性期や周術期、重症疾患に対しては救急部や手術部、3階東病棟・集中治療室と連携し、病期に合わせた最適な治療を行っています。退院後も病気の悪化を防ぐよう、リハビリテーションや多職種のメディカルスタッフによる再入院予防のための疾患教育にも力を入れています。
以前は外科手術で開胸でしか行えなかった弁膜症の治療も、近年では心臓を止めることなく、体への負担の少ないカテーテルの治療が選択出来る時代になりました。当院でも重症以上の大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁置換(TAVI)を循環器内科と心臓外科、麻酔科などによるハートチームで2023年4月より開始し安全に治療を行えています。

冠動脈センター

狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患(虚血性心疾患ともいいます)の診断と治療を行います。

不整脈センター

心臓の脈が速すぎたり、遅すぎたり、乱れていたりする患者の皆様を治療します。

心不全センター

心不全センターでは種々の基礎心疾患からくる心不全の緊急入院・待機入院を24時間体制で受け入れています。基礎疾患は心筋梗塞に代表される冠動脈疾患が最も多いですが、他に高血圧性心臓病、弁膜症、不整脈、心筋症、心筋炎、先天性心疾患、と多岐に渡っています。 (内科)冠動脈疾患、弁膜症、心筋症、不整脈、先天性心疾患などの心不全の原因疾患を評価し、最適な薬物治療やデバイス治療を行うとともに、多職種のスタッフで患者の栄養状態や身体機能の改善、再発防止や再入院予防を目指した取り組みを行っています。急性の心原性ショックと (外科)心不全の原因疾患に応じて、心臓虚血に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁形成術や人工弁置換術などを行っています。重症以上の大動脈弁狭窄症に対するカテーテルによる弁置換術(TAVI)を循環器内科と心臓外科、麻酔科などによるハートチームで安全に治療を行っています。

大動脈・血管センター

大動脈疾患(大動脈瘤・大動脈解離)や手足の血管の動脈瘤、手足の血管が細くなったり詰まったりする疾患の診断と治療を行います。

高血圧センター

血圧が高い患者の皆様をエビデンスに基づき診断と治療を行います。

 

冠動脈センター

狭心症心筋梗塞などの冠動脈の疾患を扱っています。冠動脈疾患の治療は内科的治療と外科的治療に分けられます。内科的治療は、薬物治療と狭窄したり閉塞したりしている冠動脈を拡張するカテーテルインターベンション治療からなり、急性期から慢性期にいたる全ての時期での診断、治療および再発予防を行います。高度先駆的医療も積極的に行っており、高速回転式冠動脈粥腫切除術(ロータブレーター)という特殊なカテーテルの使用認定施設にも指定されています。内科的治療が適さない冠動脈疾患に対しては外科的治療(冠動脈バイパス手術)を行います。冠動脈センターを構成している診療科は主に循環器科と心臓外科です。毎週定期的に検討会を行い、患者の皆様ごとに最適最善の治療方針を決定しています。
 

不整脈センター

不整脈というのは心臓の鼓動(調律と言います)がおかしくなった状態を指し、脈が速くなったり遅くなったり、あるいはリズムが乱れたりといろいろな調律の異常を含んでいます。このような脈の異常を専門的に治療するのが不整脈センターの役目です。治療内容は薬による治療と薬以外による治療(非薬物療法と言います)に大きく分けられます。不整脈センターでは脈の遅い患者の皆様に行うペースメーカー植込み術、脈の速い患者の皆様に行うカテーテルアブレーションや植込み型除細動器植込み術、さらには外科的な不整脈手術などの非薬物療法を積極的に行っています。また、不整脈は心臓病の一部ですから不整脈だけを治療すれば良いというものでもありません。心臓病をトータルでケアするという立場を取りながら不整脈診療においてもより専門的な医療を提供できるよう努力しています。

心不全センター

心不全センターでは種々の基礎心疾患からくる心不全の緊急入院・待機入院を24時間体制で受け入れています。基礎疾患は心筋梗塞に代表される冠動脈疾患が最も多いですが、他に高血圧性心臓病、弁膜症、不整脈、心筋症、心筋炎、先天性心疾患、と多岐に渡っています。
(内科)冠動脈疾患、弁膜症、心筋症、不整脈、先天性心疾患などの心不全の原因疾患を評価し、最適な薬物治療やデバイス治療を行うとともに、多職種のスタッフで患者の栄養状態や身体機能の改善、再発防止や再入院予防を目指した取り組みを行っています。急性の心原性ショックと (外科)心不全の原因疾患に応じて、心臓虚血に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁形成術や人工弁置換術などを行っています。

大動脈・血管センター

大動脈・血管センターでは、循環器系疾患のなかでも大動脈、大静脈、手足(四肢)の動静脈、リンパ管などの病気(疾患)に対する診療を専門的に行っており、血管外科、心臓外科、および、循環器科により構成されています。当センターが扱う主な病気は、胸部大動脈瘤、大動脈解離、腹部大動脈瘤、四肢の動脈閉塞症、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症などです。当センターでは、血管疾患の診断から治療、その後のフォローアップまでのすべてをカバーしています。治療法に関しては、外科的な手術治療に加えて、カテーテルを用いた血管内治療、さらには手術などによらない、飲み薬や点滴注射、運動療法などによる内科的治療と幅広い治療法の中から、それぞれの患者の皆様に対して最も適したものを選択するようにしています。
 

高血圧センター

高血圧センターではさまざまな専門診療の提供でかかりつけ医との連携診療を行っています。
高血圧は日本に約4000万人いると推定される最も多い生活習慣病であり、脳心血管病の重要な危険因子ですが、血圧が良好に管理されている方は3割程度と言われています。 当センターでは正しい高血圧の診断と評価を行ったのち、エビデンスに基づく診療を行っています。減塩指導、患者背景にあわせた降圧目標の設定や降圧薬の調整で血圧管理が安定したら、かかりつけ医に戻っていただきます。