遺伝カウンセリング外来
専門外来の紹介
遺伝カウンセリングとは
遺伝カウンセリングは、「遺伝」に関係した不安や悩みがあるご本人やご家族に、遺伝や疾患についての正しい情報を提供し、自律的な意思決定をサポートする場です。 ご相談には、詳しい知識を持つ臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーが担当します。カウンセリングの対象とされる内容
遺伝に関することであれば、どのような相談もお受けしています。
具体的には、
- 私(家族)が遺伝性の病気と言われた。これからどうしたらいいのか?
- うちはがんが多い。私や家族もがんになりやすいか?
- 出生前検査を検討したい。
- 私は将来、親や親せきと同じ病気を発症する可能性があるか?
以下のことについては受け付けておりません。
・親子鑑定についての相談
・訴訟などを目的とした相談
・訴訟などを目的とした相談
主に対象としている相談
遺伝性腫瘍 ・遺伝性乳がん卵巣がん症候群 ・リンチ症候群 ・多発性内分泌腫瘍
出生前診断
- 新型出生前検査(NIPT)
- 羊水染色体検査
- クアトロ検査
- その他の出生前遺伝学的検査(対象疾患は限定)
染色体疾患や遺伝性疾患、またそれらが疑われる場合など
ご相談したい内容について、先ずはお電話ください。内容を伺って、お受けするかを決めております。診療日時 | ※完全予約制です。(LINE予約はできません) 月曜日~金曜日 ※土日祝は休診です。 |
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料金 | 遺伝カウンセリングは原則として健康保険の適用にはなりませんのでご注意ください。 検査費用は別途かかります。
|
場所 | 外来棟2階・遺伝カウンセリング外来 |
担当 | 蓮尾 泰之(臨床遺伝専門医) 藤原 ありさ(臨床遺伝専門医) 松下 悠紀(臨床遺伝専門医) 藤吉 順子(臨床遺伝専門医) 槇野 晋也(認定遺伝カウンセラー) 沼田 早苗(認定遺伝カウンセラー:非常勤) |
お問い合わせ先 | 遺伝カウンセリングに関するお問い合わせ ・お問い合わせ電話番号 092-852-0700(代表)企画課外来係 ・お問い合わせ時間 月曜日~金曜日 14:00~17:15 (土曜日・日曜日・祝日・12月29日~1月3日除く) ・602-kmcgc@mail.hosp.go.jp ご質問等があれば、お気軽にお問い合わせください。 |
準備していただきたいもの
- 紹介状などの詳しい医療情報
- 遺伝カウンセリング申込書(様式1・様式2)
- 出生前検査についての問診票(出生前検査希望の方のみ)
※ こちらよりダウンロードして頂き、事前に下記までメール送信、または郵送をお願い致します。
様式1(doc) 様式2(doc) 出生前検査についての問診票(doc)
- 郵送先
- 〒810-8563
福岡市中央区地行浜1丁目8番地1号
独立行政法人 国立病院機構 九州医療センター
遺伝カウンセリング外来
602-kmcgc@mail.hosp.go.jp
NIPTをご希望される方へ
ご妊娠おめでとうございます。
当院では無侵襲的胎児遺伝学的検査(NIPT)による出生前胎児染色体検査を行っております。
お申し込みに際しては、下記の事項をよくご確認ください。
なお、検査前のカウンセリングは原則、ご夫婦そろって行います。
当院では無侵襲的胎児遺伝学的検査(NIPT)による出生前胎児染色体検査を行っております。
お申し込みに際しては、下記の事項をよくご確認ください。
なお、検査前のカウンセリングは原則、ご夫婦そろって行います。
NIPTによる出生前胎児染色体検査の対象となる疾患。
NIPTによる出生前胎児染色体検査の対象となる疾患は、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー (エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトウ症候群)の3疾患のみです。
- 従来の羊水・絨毛検査の代わりになるものではありません。
- NIPTで異常がなくても、超音波検査や出生してから疾患を診断されることがあります。
確定診断ではありません。
- 母体の血液のみで調べることが可能です。
- 検査結果は陽性、陰性、判定保留の3つがあります。
- 陽性の場合、確定診断のために羊水・絨毛検査が必要です。
- 陽性の場合、赤ちゃんの染色体に変化が認められる可能性は、60~90%程度で、母体年齢や疾患によって差があります。
- 陰性の場合、赤ちゃんに21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーがある可能性は99.9%否定されます。
- 陰性判定には偽陰性(本当は赤ちゃんに検査対象の染色体の変化があるのに、検査結果が陰性となること)がありえます(10,000人に1人程度)。
- 陰性判定によって、流産リスクを伴う羊水検査を回避できる可能性があります。
対象とならない妊婦さん
- 赤ちゃんに3つのトリソミー以外の可能性があると判断した場合(羊水・絨毛検査を推奨します)
- 医師が検査の対象となるか決めています。
お申込みに際してのお願い、注意事項
- まずご夫婦、またはご家族でそろってご来院できるように準備をお願いします。
- かかりつけの産科で分娩予定日を決定してもらってください。
- 申込書の「出生前検査」にチェックし、検査を受けたい理由を記入してください。(様式2)分娩予定日を忘れずに記載してください。
- お申し込みは、なるべく妊娠9週0日から妊娠14週6日までの間にご提出ください。
- 遺伝カウンセリングの日程は希望日を確認した後ご連絡します。
- 遺伝カウンセリングまでに、かかりつけ医から紹介状を頂いてください。
- 採血はカウンセリング当日も可能です。
- 検査結果は来院していただいた上で開示します。電話などによる結果説明は行いません。
- 陽性や判定保留のために行う羊水検査は当院での実施をお薦めします。
- 検査費用のほかに遺伝カウンセリングの費用が掛かります。
検査を受ける前に考えておくこと
出生前診断の本来の目的は、産まれる前に赤ちゃんの状態を調べることで、ご夫婦に赤ちゃんについての情報を提供し、お腹の赤ちゃんに治療を行ったり、出生後の赤ちゃんの治療の準備をしたりすることです。しかしながら、赤ちゃんが病気をもっていることが分かることで、ご夫婦やご家族はその妊娠を継続するか断念するかを悩むことになるかもしれません。ですから、検査を受けるかどうか決定する前に、お二人で十分に話し合いを行ってください。
その上で、遺伝カウンセリングを受け、最終的にNIPTを受けるかどうかご夫婦で決定することが大切です。
【検査料金】
※別途、遺伝カウンセリング料金がかかります。
その上で、遺伝カウンセリングを受け、最終的にNIPTを受けるかどうかご夫婦で決定することが大切です。
【検査料金】
料金 | |
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無侵襲的胎児遺伝学的検査(NIPT) | 116,600円(税込) |