病院長のご挨拶
国立病院機構九州医療センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。
私は2016年4月に血液内科科長として当院に着任し、この度2023年4月に院長を拝命しました。日頃より当院の運営にご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
全国に140病院を展開する国立病院機構は、国民のみなさま一人ひとりの健康増進と日本の医療向上のために日頃より努力を重ね、今般の新興感染症や災害など非常時においても使命感をもって誠実に対応しています。そのなかで九州医療センターは、グループ内最多の病床数と診療実績を誇る高度急性期病院です。高い専門技術を有するスタッフと最新の医療設備によって、発展を続ける元気な街「ふくおか」を医療の面で支えます。医科・歯科すべての疾患に対応できる充実した診療体制と年間6000台を上回る救急車を受け入れる救命救急センターを設置していることで、地域のみなさまに安心をお届けします。
基本理念「病む人に寄り添い、安全かつ最適な医療を提供します」に謳う「寄り添う医療」とは、身体的にも精神的にも苦痛に直面しておられる患者さんとご家族に、文字どおり寄り添って安らぎを感じていただくことです。不安と緊張を強いられる場面の多い高度急性期病院だからこそ、職員一人ひとりが寄り添う気持ちで接することが何より大切と考えています。心かよう信頼関係のもとではじめて、最新・最適の医療を提供できるはずです。地域の医療施設のみなさまとも寄り添いながら、顔の見える連携をしっかりと進めます。九州医療センターのイメージは?と伺ったときに、「信頼」「優しさ」「温もり」という言葉を挙げていただけるようになることが目標です。至らないところもあると思いますが、この志をしっかりと根づかせ継承していきます。
研究マインドをもった誠実で優れた医療人を育成することも当院の大切な使命です。臨床研究および臨床教育研修の環境をさらに充実させて、自信と希望に満ちた医療人が集まり、そして旅立っていく病院でありたいと思います。
九州医療センターに変わらぬご支援をお願いいたします。